やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

退職者が多い施設と少ない施設、その違いとは???

離職率が驚くほど高かった【老健】

 介護職の離職率は、他業種と比較するとかなり高いというイメージがあったのですが、いざ調べてみると、以外にもそれほど差がないようです。他業種も介護職もだいたい15%前後ということですが・・・、いまいちピンときませんね(笑)!

 

 というのは、以前勤めていた老健の離職率は、びっくりするほど高かったんです!冗談抜きで、50%は超えていたと思います💦 とにかく顔と名前を覚える前に、どんどん辞めていきますから・・・(笑)!

 

 一番最短で、入社初日の昼休みに、「ちょっと忘れ物したので、取りに帰ります、家近くなんで・・・」と言ったまま、戻ってきませんでしたから・・・(笑)!今も、忘れ物、探してるんちゃう?とか言って、みんなで笑ってましたけど・・・(笑)!

 

 さらに新入社員だけでなく、僕の先輩にあたる方もどんどん辞めていくんですね!入社直後の勤務表の順番は、当然僕が一番下なのですが、一年後には上の方になっていましたから・・・(笑)!

 

 そのような状態だったので、求人情報誌には常連のように毎週掲載してありましたが、採用が決まったと思えば、新入社員がどんどん辞め、さらに先輩社員も辞めていきますから、常に慢性的な人手不足という状態が続いていました。

 

 そうなると、利用者に丁寧なサービスや心のこもった介助ができないうえに、最低限やらないといけない仕事を機械的にこなすことが多くなります。そうするとスタッフに精神的にも肉体的にも負担がかかり、離職につながるという、【負のスパイラル】に陥ることになります。

 

 一番残念なことが、心をこもったケアや丁寧に仕事をしたいと志を抱いて入社する人が、人手不足という環境が原因で仕事に振り回されて、自分がやりたいケアができないことで退職していくことです。そんな状況を何度も見てきてとても悲しい思いもしました。

 

離職率が驚くほど低い【有老】

 僕は現在介護付き有料老人ホームに勤めており、今年で7年目になります。こちらの施設は以前勤めていた老健とは真逆で、驚くほど離職率が低いのです。たぶん離職率でいうと、数%ではないでしょうか?具体的な数字は分からないので、感覚で言ってますが・・・(笑)!

 

 とにかく人が辞めない(笑)!勤務表の順番も、7年目にしてちょうど真ん中にいるほどです。同期の人もほとんど残っています。求人に関しては、たまに介護の就職フェアでブースを出していますが、求人情報誌の掲載はほとんどありません。

 

 面白いのは、毎年定年退職者が数名いることです!しかも定年を迎えてもとても元気なので、社員からパートとして働いている人も結構いたりします(笑)!そういった方を会社側は喜んで受け入れているようですし、我々スタッフもベテラン介護士が残ってくれることをとてもうれしく思っています。

 

 では、退職者が多い施設と少ない施設、その違いは一体どこにあるのでしょか??? 

 

自由に意見が言える環境

 老健は基本的に治療目的で利用する方が多いため、医師と看護師が中心の施設であり、介護士はその脇役的な存在であると感じながら働いていました。何をするにせよ、物事の決定権は医師、看護師、役職者にあり、その決定事項を介護士は有無を言わず従わざるをえない状況だったような気がします。

 

 さらに、介護士の中に【ボス的な存在】がいて、そのボスが、怖い(笑)!!!おばちゃんなんですが、今まで経験してきたことが全てといった感じの方で、何か提案しようものなら、「ここではこういうやり方でやって!」と、全く受け入れてくれない!周りのスタッフもこの状況に慣れているのか、スルーします(笑)!

 

 こんな世界なので、改善策は多々あっても、自分の意見はなかなか通ることはなく、上の指示に従いながら効率の悪い作業を続けていくことになるのです。そうするとどうなるか???

 

【良い人材が辞めていく】ことになるのです!

 

 一方、今勤めている有料老人ホームでは、真逆の事をしています(笑)!週に何度か意見を交換する時間を設け、自由に発言することができます。10年以上勤めている人も、最近入社した人も関係なく、気づいたことや改善策を発言し、良い案があれば実行し、その評価日を設け、評価日が来たらそのまま継続するか中止にするか皆で決めます。更に改善点があれば、同じように【改善点】→【実行】→【検証】を繰り返します。

 

いわゆる【PLAN】→【DO】→【SEE】ですね! このサイクルを事あるごとに繰り返してゆきます。

 

 するとどうなるか?

 

【I'm happy. You are happy . Everyone is happy.】

 

ということになります(笑)!

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