やさしい介護学

12年間の介護職体験談と今伝えたいことを思いのままに綴ります。

番外編 ~祖父母の話~

数回しか会ったことのない、おじいちゃんとおばあちゃん

 今回は、僕の祖父母について少しお話ししたいと思います。

 僕の祖父母は4人とも九州の田舎に生まれ育ち、生涯を終えました。ということは、僕の両親もその土地に生まれ、育ち、幼なじみで結婚したようです。その後、2人で都会?に出てきて、現在もありがたいことに、2人とも健康に暮らしております。

 

 現在祖父母は4人とも亡くなりましたが、一番早く亡くなったのが、父方の祖父で63歳、【胃がん】でした。胃がんで亡くなる前に、楽しみにしていた幼稚園の卒園式を欠席し、父と2人で、遠い遠い九州の田舎の病院へお見舞いに行きました。

 

 2年ぶりの再会でしたが、その時見たおじいちゃんの顔は今でもはっきりと覚えています。癌なのに、笑顔で迎え入れてくれたことを思うと、相当無理していたことでしょう。残念ながらその数か月後に亡くなりました。

 

 逆に最も長生きしたのは、母方の祖母で106歳、老衰でした。特養で最期を迎えたようです。亡くなる前は少し認知症を患っていたようでしたが、亡くなる直前まで、元気だったようです。大往生と言ってもいいでしょう!

 

 とにかく田舎で暮らしていたので、遠いのなんのって!!!行くだけで軽く半日はかかります! 

 

 在来線→新幹線→特急→バス→船→バス という具合に、5、6回ほど乗り継ぐ必要があります。ま~、子供の頃は楽しかったですが・・・(笑)!小学校の低学年の頃、一度だけ新幹線を使わず【ブルートレイン】に乗って行ったことがありました。初めて乗った【ブルートレイン】に興奮したことを覚えています(笑)!

 

 帰りの【ブルートレイン】で小さな事件?がありました(笑)!早朝にお腹が痛くなり、どうにもこうにもお腹の痛みが治まりません。両親が車掌さんに相談すると、なんと車内にお医者さんが乗っていないか車内放送で聞いてくれたのです。今でもはっきりと記憶しています。

 

 残念ながら車内にお医者さんはおらず、いよいよ次の停車駅で救急車を手配することになり、痛みに耐えながら待機していたのですが、駅の近くになると腹痛が嘘のように無くなり、救急車で搬送されることなく、無事に帰宅することができました。当時の車掌さんには本当にお世話になり感謝感謝です。今では、いい思い出になってます(笑)!

 

 こんな具合で田舎に帰るのは2~3年に1回くらいだったので、おじいちゃんとおばあちゃんに会ったのは、数回ということになります。

 

思い出の味【三ツ矢サイダー】

 田舎に帰るとおばあちゃんが必ず出してくれたのが【三ツ矢サイダー】でした。家でも普通に飲んでいましたが、おばあちゃんが出してくれた三ツ矢サイダーは何故か最高においしかったのです!理由は分かりませんが、深く記憶に刻まれています。

 

 家のすぐ前に港があり、心地よい潮風が流れてきます。港ではよく釣りをして、釣った魚を料理してもらいました。最高においしかったですね!裏は山で緑が広がっています。少し離れた場所で牛を飼っており、時々牛を見に行って近くで遊んでいました。そこで初めて野生のカブトムシ?を見ました(笑)!そしてその奥にはみかん畑が広がっていました。今となっては、懐かしい風景・・・今は牛も畑も家もありませんが・・・。

 

 おじいちゃんとおばあちゃんと、何を話したかほとんど記憶にありませんが、田舎の風景、街並み、綺麗な海、潮の香り、山の雄大な景色、満天の星・・・。都会で暮らしているとなかなか味わえない日常が田舎にはありました。そして何よりも心の中から安心できる【ふか~い愛】がそこにはあったように思います。

 

 そんな祖父母と数回しか会ったことがない僕ですが、今現在介護の仕事をしています。患者さんや利用者さんにやさしく?接することができるのは、ひょっとして、僕をかわいがってくれた、おじいちゃんとおばあちゃんのお蔭かもしれませんね(笑)!

 

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