やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

入浴中に溺れているおじいさんを救出した話

大の銭湯嫌いだった過去!

 僕は大が付くほどの銭湯が好きです(笑)!暇があれば、近くの銭湯はもちろんですが、少し遠いところになると、愛車のリトルカブ(原付バイク)で、ひとっ走りします(笑)!

 

 温泉も大好きですが、銭湯の方が色んな種類のお風呂があり、長時間飽きることなく楽しめるので、銭湯に行く方が多いですね!

 

 そんな銭湯バカの僕ですが、昔から銭湯が好きだったかというと、そうではありません!実は嫌いでした。子供の頃、家にお風呂がなく、高校2年まで銭湯通いしていたという過去があり、その頃の銭湯のイメージはというと、

 

銭湯→家に風呂がない→貧乏

 

 という世間一般の概念があったように思います。家に風呂がないというコンプレックスからきていたかもしれませんが、裕福ではなかったことは事実でしたので、まんざら勘違いではなかったように思います。なので、銭湯に行くこと=貧乏であるという視線を感じながら通っていたので、それほど良い思い出はありませんでした。

 

  しかし、今になって狭いお風呂よりも、子供の頃から慣れ親しんだ大きなお風呂の銭湯がたまらなく恋しくなり、いつの間にか月に数回通うようになりました(笑)!お風呂好きの説明はこれぐらいにして・・・(笑)!

 

横のおじいさんが・・・

 銭湯は、今も昔も、やっぱりおじいさんおばあさんが多いですね!特に冬は体の芯まで温まるので、最高に気持ちいいこと間違いありません。ただ、銭湯に通っていると、年に数回、救急車で搬送される高齢者を見かけます。

 

 ある夏の日の出来事です。いつものように愛車のリトルカブで近くの銭湯に出かけた時のこと。時は昼過ぎ、浴場は数人のお客さんがいました。身体を洗って一番大きな湯船に浸かっていると、僕の横に細~いおじいさんが入ってきました。いつもの穏やかな光景です。

 

 しかししばらくすると、横のおじいさんがぴくぴくと震えだし、痙攣し始めました。そして意識を失ったかと思うと、ブクブクと湯船に沈んでいくではありませんか!!!  

 

 おじいさんの頭が沈んで見えなくなると同時に、これはまずいと思い、その瞬間身体を引き上げ、まずは呼吸確保!すぐさま近くのおじさんを呼びつけ、「意識失っているので、一緒に湯船から出してください!」とお願いし、男2人で何とか湯船から引き上げました💦💦💦 おじいさんと言っても、 めちゃくちゃ重い!!!

 

 その後スタッフを呼び、救急車を呼んだもらい、その間、浴室は熱いので脱衣所まで数人で持ち上げて運び出し、救急車を待っていました。

 

 救急車が到着するとほぼ同時に、さっきまでぐったりしていたおじいさんがむくっと起きだして、風呂に入ろうとするではありませんか!!!それを見たスタッフは、「おじいさん、さっきまで気を失ってたの覚えてる???救急車が来たから今日は検査してもらい!」と説得していますが、本人は入ろうとしています(笑)!救急隊員の方にも説得していましたが、頑として受け入れません! 

 

 結局は風呂に入らず、救急車にも搬送されず、そのまま帰宅していました(笑)!ま~、無事でよかったですけど・・・(笑)!

 

高齢者の入浴事故

 施設でも、入浴中に、何度か危ない現場を見てきました。一番多かったのが【意識喪失】です。注意点として、

●血圧の変動

→【浴室】と【脱衣所】の温度差が大きいと血圧が変動しやすいため、特に冬は浴室を充分温めてから、入浴する必要があります。

 

●入浴時間と湯船の温度

→適温は、38度~40度。入浴時間は10分程度が良いと言われています。

 

●なんといっても、その日の体調優先で!

→利用者さんによって、抱えている持病が様々なので、その日の体調をよく観察し、体調がすぐれない時は無理して入浴しない方がいいですね。

 

 

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