やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

重い気持ちで書く【認知症】のこと!

介護職を始めたら、避けては通れない道

 今回は、認知症の事について書こうと思うのですが、認知症の事を考えると何故か心が重くなります(笑)!今まで色々と悩まされてきましたからね~(笑)!介護の現場では認知症の方と関わらざるをえませんから!

 

 認知症と一言でいっても、脳萎縮やら脳血管障害やらからきたりやら、ま~いろいろあって、その利用者の既往歴、性格、生活歴なども相まって、その方独自の認知症が存在するので、対応策が難しい事例がいっぱいありました。

 

 もちろん現在もどっぷり認知症の方との関わりは続いていますが、残念ながら、魔法のような特効薬は存在しません。なので個別に対応し、できるだけ楽しみながら?ケアライフを送っているというのが現状です。

 

 とっ、その前に、認知症の現状を見てみましょう!

 

認知症患者数って?

平成28年度版 高齢社会白書によると

2015年は、500万人 10年後の2025年には、700万人まで増加、僕がじいさんになる2050年は、1000万人を突破するとされ、この頃になると、周りには認知症の爺さん婆さんだらけという予測が立てられいます。

 

 東京の人口が1300万人なので、極めて恐ろしい数字であることが容易に理解できます。このまま年を取ると、自分が認知症になる確率は高いですし、なると思っていた方がいいでしょう。一番期待したいのは、この頃に【特効薬】が開発されていればいいのですが、確率的には半々と思っています。

 

 でも、このまま指を加えて認知症になるのを待つのは絶対に嫌ですし、何か対策を立てねばなりません。いわゆる、【認知症予防】【健康寿命を延ばす】という考え方が重要になってくると思います。予防法や健康寿命については、おいおいお伝えしようと思います。

 では次に、認知症の何が困るのか考えてみます!

 

認知症のとらえ方

 認知症にかかっても、軽く10年は生きます。そういう方といっぱい出合ったし、見てきました。もう一度言いますが、か~るく10年です!その間、徐々に認知機能が低下することが多く、様々な変化が起きてきます。

  

 初期、中期、後期と段階を追って、変化すると言われています。その段階ごとに、自分の現状をどうとらえ、受け入れてることができればいいのですが・・・難しいのが現状です。やはり、身近にいる人が、今どのレベルにいるのかを見極め、対応していく必要があるように思います。

 

人間学的視点

 また、介護の分野では、認知症を【人間学】という視点でとらえることもあります。年を重ねていくとともに、物忘れをすることが多くなってゆき、また今までできたことができなくなったりするなど、若いころの自分と重ね合わせ、【老い】と向き合わなければならない時が必ず訪れます。

 

 そんな【老いた】自分を受け入れることができればいいのですが、【自立した個人】こそが価値のある存在であると感じている方は、受け入れがたいでしょう。

 

自分の【老い】を受け入れることができない3つの【型】

●現実を受け入れがたいと、どうしても周りに暴言を吐いたり、時には暴力で訴えたりすることがあります。この時期を【葛藤型】

→社会的に地位の高い人、元教師や医師、一流企業などに勤めていた方がなりやすいとされています。いわゆるプライドの高い人ですね!

 

★対応策→プライドが満たされるような場面、例えば自分が社会に必要とされているとか、周りからありがとうとお礼を言ってもらえる機会を作ると良いようです。

 また、プライドが高いので、地位の高い人からの指示は受け入れやすとされています。今もこういうタイプの方は、ドクターや看護部長、施設長などに協力してもらっています。効果的ですよ!

 

●心の中だけで、若いころの自分に戻ってしまう【回帰型】

→昔に仕事や家事を頑張ってきた人や他人から頼りにされてきた方がなりやすいとされています。

★対応策→過去と現在を取り違えてしまっているため、その当時の役を演じると効果的です。役を演じきっていると、しばらくしたら落ち着くことが多いですね。

 

●現実から逃避して、自分だけの世界に引きこもる【遊離型】

→おとなしい人、素直な人、自己主張が少ない人がなりやすいとされています。暴力、暴言、徘徊といった問題行動があまり発展しないのもこの型の特徴です。

 ★対応策→自分の世界にどっぷりと浸かっていることが多いので、無理やり現実に引き戻そうとしてしまうと、かえって殻に閉じこもることがあるので、言葉がけがとても重要になってきます。

 この型のタイプは、気分転換がとても効果的なので、音楽療法、園芸療法、アクティビティーなど、少しでも楽しい時間を提供でき、笑顔が出れば、いい方向に向かう可能性が高くなると思います。

 

家族や利用者さんがどの【型】にいるかを考えてみるのも解決につながるかもしれません。

 

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