やさしい介護学

12年間の介護職体験談と今伝えたいことを思いのままに綴ります。

ADL とQOLの違い

たまに混乱する【ADL】と【QOL】!

 利用者のケアプランを作成するときに、必ず出てくるアルファベットが【ADL】【QOL】ではないでしょうか?よく使っている割には本当に理解していないというか、混同している時があったりするので、この機会に自分に対して勉強し直そうと思います(笑)!よろしければお付き合い下さい!

 

 まずは【ADL】:日常生活動作ですよね!健康な人が、何気なくしていることです。

具体的に言うと、[人が生活するうえで必要な基本的な動作]となります。

 

 例えば、朝起てから~●目覚める→●座る→●立つ→●トイレに行く●→手を洗う→●顔を洗う(シャワーを浴びる)→●着替える→●朝食を食べる→●歯を磨く・・・。と、このような動作ですよね!

 このような一連の動作を【身の回り動作】と言います。人が生活するうえで、1日も欠かすことができない基本的な動作郡が次の5つです。

 

①食事動作 ②排泄動作 ③更衣動作 ④整容動作 ⑤入浴動作 となります。

 

 さらに進むと、生活するうえで、必要な動作群を手段的ADL【IADL】と言います。

例えば、①食事の準備と調理 ②調理器具の扱い ③洗濯や掃除 ③金銭管理 ④服薬管理 ⑤買い物や外出 ⑥乗り物に乗る ⑦趣味のための活動など・・・。

 

 このような一見当たり前に思われる動作が、年を取るとともに、また病気などで動作が困難になってきた時に、僕たちのような介護士の援助が必要になってくるというわけですね!

 

 次に【QOL】:生活の質ですね!ざっくり言うと、今まで生きてきた価値観のまま、自立した生活ができ、生きがいを持って、満足のいく生活を送る、ということだと思うのですが、いかがでしょうか? 具体的に言うと、

 

①生命の質→病気ではなく健康でいること

②生活の質→自立した生活を送ること

③人生の質→役割を持って生きること

④生きがい→満足感を持って生きること

 

【ADL 】と【QOL】の関係とは?

ここでお分かりのように、

【ADL】→身体的要素

【QOL】→心理的要素

 

 【ADL】【QOL】とのバランスが非常に重要になってくると思います。

 【ADL】が低下するとともに、いままで自分でできていたことがだんだんとできなくなり、満足感が得られなくなる、いわゆる【QOL】が低下する可能性が高くなります。すなわち、【QOL】は【ADL】の向上や低下に伴って変化しやすい傾向にあると言えます。

 ということは、【QOL】を満足なものにするためには、【ADL】能力の維持または改善が重要になってくると言えそうです。

 

身体機能の維持と改善

 最もお勧めする運動は【歩行】です。

 【歩行】は、血の巡りを良くし、肩こり、冷え性の改善になります。さらに体力・筋力を維持し、生活機能低下の予防にもなります。また精神的には、認知症の低減、気分転換やストレス解消にもなります。しかし、急激な運動は、心臓や血管に大きな負担がかかるので、やりすぎには注意が必要です。

 

 

それでも【ADL】が低下した時は・・・?

 障害の有無にもよりますが、【ADL】改善のアプローチとして、以下の3つを提案したいと思います。【QOL】の基本的な考えは、なるべくストレスのかからないように、毎日を積極的に楽しく生きること!ですから!

①環境の改善

住まいの環境を見直す→階段に手すりを付けたり、トイレを和式から様式に変えたりします。福祉住環境コーディネーターに相談してもいいと思います。

 

②福祉用具の利用(障害や残存能力を考慮して)

食事→お箸の代わりにスプーンやフォークを使用します。

歩行→杖、シルバーカー、歩行器、車椅子を使用します。

 

③代償機能の利用

右手が麻痺した時に、左手で食べたり書いたりするように、残された手などを巧みに利用して動作を行うことをいいます。

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