やさしい介護学

12年間の介護職体験談を思いのままに綴ります。

ホームヘルパー2級を受講する  その3

      実習

③ホームヘルプサービス同行訪問実習

 最後の実習は、実際に利用者さんのご自宅を訪れ、日常生活をするうえで援助が必要な方に対して行う支援方法、介護法、コミュニケーション方法など、在宅介護のノウハウを学びます。

 

実習の前に、オリエンテーションで学んだことは、

 

 ①ホームヘルプサービスの基本は、【生活援助】であり、家事全般の援助・支援をしながら【生きるという意欲】【自立して生活する意欲】を引き出すことが大切である。

 

 ②そのためには、利用者さんに対して【何を求めているかを把握すること】【意思を尊重すること】【信頼関係を構築すること】【プライバシーの保護】が大切である。

 

 ③生活支援は、利用者さんの【自立支援】を第一の目的としており、そのためには、ADL(日常生活動作)の向上の可能性や、生活への意欲についての観察が重要である。

 

 んんんんん~~~~、難しい・・・・・。まあ、単なるお手伝いさんではなく、何でも「はいはいやりま~すっ!」とういうのは間違いであることぐらいは、わかりました(笑)!

 

 実習先は、原付バイクで15分ほど走った所にある県営住宅でした。同じような建物が何十棟も並んでおり、A-1 A-2 という具合に、建物の横に記号が書かれていました。

 

 実習に同行させていただくヘルパーさんと近くで待ち合わせをしました。エプロンを着用した姿で待っているように学校から指示があったので、少し恥ずかしかったですが、緑色のエプロンを掛け、国道沿いの道路脇で待ってました。

 

 すると、前から自転車に乗った、派手なポロシャツ型の制服を着た女性が現れました。お互い名前を確認し、簡単に自己紹介をした後、利用者宅へ向かいました。その、女性ヘルパーさんは、少し年配でしたが、上品さを兼ね備えたとてもお美しい方でした。「ラッキィー、ついてる!」と心の中でガッツポーズです(笑)!

 

 利用者さんは、60代後半の男性で、震災後、体を壊され、入退院を繰り返し、また震災の影響で自宅が崩壊したため、今いるこの県営住宅に移り住むことになったとのことでした。要介護を認定され、自分の出来ないことをヘルパーさんに支援してもらっているようでした。

 

     支援内容

①居室内清掃

 掃除機を使って居室内を掃除します。掃除機なんて危険ではないように思えますが、体力が低下していたり、足が悪い方はコードが足に絡んで転倒の危険があるため、援助が必要になります。

 

②調理

 お魚の煮つけを作りました。利用者お1人おひとりの好みや病状に合わせて、味付けや柔らかさなど調整しながら調理する必要があるため、非常に難しいように感じました。(当然この日も見学中心です・・・)また、1人で温めるときに、ガスを使わなくてもよいように、電子レンジや電磁調理器具などの活用を勧めるなどの安全性への気配りも大切だと感じました。

 

③談話

 一通り支援業務が終わったら、利用者さんと膝を突き合わせての?談話の時間になります。身の上話をたくさんお聞きし、楽しい時間を過ごすことができました。少し気になったことは、「スタッフの○○君な~、あの子、ちゃっちゃと仕事終わらして、すぐにこたつに入ってきて、ボーっとテレビみとる。仕事なんて探したらなんぼでもあんねんけどな~」との発言を繰り返していました。それを聞いたヘルパーさんは、苦笑いを浮かべながら、ふんふんと頷いていました。

 

 約1時間後、サービス終了の時間が来たため、お部屋を後にし、簡単に質疑応答をした後、上品で美しいヘルパーさんと別れ、帰宅後レポート作成に励みました。

 

 今回の利用者さんは、介護度が低く、しっかりコミュニケーションが取れる方だったので、非常にやりやすかったですが、中には気の合わない方や、苦手な方に当たることを考えると、とてもやりずらい仕事なのかも?と感じました。